四角いメロン「カクメロ」特許出願
「形ユニーク、味もよし」と、有名果物店の評価も高い四角いメロン。未来の地元特産品にと、
愛知県田原市の県立渥美農業高校の生徒が4年前に開発した「カクメロ」は、地元の農家や
自治体などに支えられてきた。同校とJA愛知みなみ、JA豊橋がこのほど、共同で特許を
出願した。
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02年、渥美農高の生徒が四角いメロンを発案した。運搬や保存がしやすい点に目をつけた。
だが開発にあたっては、苦労の連続だった。メロンは網目(ネット)の美しさが問われるが、
四角にしても美しくできるのか。枝を傷つけずに型枠にはめられるか。
当初、型枠をアクリル板や木の板で試作したが、失敗。頑丈な鉄製の枠が適当だと分かったが、
取り外しのできる機能的な枠を作れるのか悩んでいた。
そんな時、多くの応援を受けた。鉄枠は豊橋工業高の生徒の協力を得て完成し、PRや販売戦略は
豊橋商業高の生徒らが担った。豊橋技術科学大学も分析を手伝い、カクメロの甘さが果肉全体に
行き渡っていることを証明した。地元農家は栽培に協力した。
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http://www.asahi.com/life/update/0616/009.html