厚生労働省のインフルエンザワクチン需要検討会は14日、今年の冬に必要となるワクチンが過去最高の2150万〜2280万本程度になるとの予測をまとめた。
今年度のワクチン製造量は最大で2300万本程度となる見込みで、十分に供給できるという。
需要予測は、昨年のワクチン接種状況について5099の医療機関と1858世帯を抽出調査して算出。高齢者で5割を超えるなど接種率が伸びていることなどから、
昨冬の使用量1932万本を上回ると予測した。
検討会では、鳥インフルエンザ感染者が国内で出た場合のワクチン需要への影響も議論。鳥インフルエンザ予防に通常ワクチンは効かないとされるが、
知識不足から接種希望者が急増してワクチン不足に陥る可能性もあるため、都道府県を通じて周知徹底など対策を強化することを確認した。
http://www.asahi.com/life/update/0614/010.html