偽造カードを使って1400万円を引き出したとして窃盗などの罪に問われた
元NTTデータ社員の田中守被告(55)の初公判が14日、仙台地裁で行われた。
公判の中で田中被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。
検察側は動機について、「不倫相手への慰謝料や競馬、株式投資などで退職金が底をつき、
何とか金を作ろうと犯行を決意した」と指摘した。
起訴状によると、仙台銀行のコンピューターシステムの運用責任者だった田中被告は、
同銀行のATMでローンカードを使用した顧客408人の暗証番号などを不正に持ち出し、うち9人のカードを偽造。
2005年10月、仙台市内の都市銀行3行のATMから20回にわたり約1400万円を引き出した疑い。
田中被告は2月にも同様の手口で偽造した8人のカードを使い、
東京都内のATMで約1700万円を引き出したとして追送検されており、仙台地検は追起訴する方針。
http://210.173.169.170/national/update/0614/TKY200606140281.html