Yの真実-危うい男たちの進化論
縮み、衰え、生殖以外は役立たず。そんな男達の未来を暗示する染色体「Y」。
それは「負け組」の刻印なのか!? 果てなき競争を続けてきた男が実は「女になり損なった男である」という事実を突きつける。人類の半数必読の書。
題名のYとは,男性だけがもつ染色体Yのこと.人類の半数は,日々この染色体に振り回されているといってよいでしょう.
章タイトルを見てピンときた方,男性であることにお疲れの方,男性に幻滅されている方,本書をお勧めします.
なぜ男が,しかもこんなに多く存在しているのだろう. 男なんて世界に数人,いや一人でも十分用は足せるはずだ.
それなのに,男はいたるところに存在していて,その行動もほめられたものばかりではない.
ギルバートとサイヴァンによるオペラ「アイーダ」で,プシュケー夫人がこのように歌っている.
「男はがさつ,男は無骨/男はみんなどこか変/男は下品,遊び人/自然が作った唯一の失敗作!」
現代の生物学は,まさにこの主張を裏づけるものとなっている.
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