宇宙飛行士・山崎直子さんの夫、大地さん(33)ら3人の日本人が、米国のロケットプレーン・キスラー社が開発中の宇宙旅客機「XP」に乗り、
早ければ2007年に飛び立つことになった。3人と同社幹部が7日、金沢市内で発表した。
搭乗するのは、「国際宇宙サービス」社長の山崎さん、「銀河ヒッチハイカーズ」社長の星野誠さん(27)と会社員の箱田雅彦さん(34)。
3人は、搭乗中の微少重力環境をビジネスに活用する計画。商品開発用の実験や、CM・テレビ番組の撮影、機体外壁の広告利用などを提案し、
企業からの受注を目指すという。
山崎直子さんは米スペースシャトルに搭乗する予定の宇宙飛行士。
XPは全長13メートルで、商用ジェット機を改造してロケットエンジンを搭載し、操縦士を含め4人乗り。滑走路から飛び立ち、
高度10キロ・メートル付近でロケットエンジンを噴射、100キロ・メートル以上を飛行する。飛行時間は約50分間で、数分間は無重力状態になる。
初号機の飛行は2007年の予定。
搭乗料は1人2千数百万円だが、3人は3回の飛行をまるごと借り切る契約を締結。契約料は未公表だが、飛行1回あたり7千数百万円程度と見られる。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060607i413.htm?from=main4