動物や昆虫などのうんちを展示し、うんちから生えるキノコやうんちと健康の関係
などを紹介する「ザ・うんち展」が、姫路市青山の姫路科学館で開かれている。
子どもは様々なうんこを見て楽しみ、大人はうんちに関する雑学を学んでうんちくを
蓄えたりしている。無料。月曜休み。18日まで。
「汚いと言うけれど、うんちには、だれもが興味あるはず。一度やってみたかった」
という上田倫範館長の初企画。展示総数は100点を超える。
会場には、ゾウ、ダチョウ、カバ、クワガタ、マイマイなどの大小のうんちが陳列
ケースにずらり。動物のものは、市内の動物園や水族館からもらい、凍結乾燥後に
樹脂を使って固め、ニオイを消したという。それぞれに「生産者」のパネル写真や
標本を添えている。
内部はメノウ化しているという植物食恐竜のふんの化石、ナガエノスギタケなど
うんちから生えるキノコのパネル、うんちを食べるクワガタの標本もある。食べた物は
体内でどのようになるかを説明した展示も。
訪れた人たちの感想は「肉食やからクサイんと違う」「クワガタのうんこ、かわいい」
など。上田館長が時折、会場に足を運び、ライオンのうんちだけは固めてもクサイ、
うんちの色からも鳥と爬虫類(は・ちゅう・るい)が近いことがわかるなどと来場者に
説明している。
上田館長は「自然は循環していること、食べ物や動物によってうんちに違いが
あるのはなぜかといったことを考えてもらえれば」と話している。
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