鹿児島地方気象台は4日、鹿児島市の桜島(1117メートル)の8合目(約800メートル)の昭和火口付近で噴煙を確認したと発表した。
現在活動が活発な南岳(1040メートル)の南東約1キロで、噴煙の量は少ないが、高さは100〜200メートルに達した。これまで
昭和火口付近では噴気が出ていたが、噴煙が確認されたのは1946年の昭和噴火以来、60年ぶり。
同気象台によると、悪天候で平地からの観測ができないため、気象台職員が4日午後4時、ふもとまで出向き、灰色の噴煙が5〜10分
間隔で噴き出しているのを確認した。火山性地震・微動、地殻変動などのデータに変化は見られず、気象台では「今のところ、噴火する
兆候はない。噴煙が一時的なものか今後も続くのかはわからない」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060604-00000011-yom-soci