システムの情報管理などを手掛けるインフォコムは1日、全国19病院の患者らの氏名や
生年月日、放射線診断での医師の所見といった約11万件の個人情報などが入ったパソコンを、
社員が紛失していたと発表した。
紛失情報には、患者1人につき複数データがある場合や、システム管理のためのデータも
多数あり、同社は「データ数に比べ、実際の人数は大幅に少なくなる見込み」としている。
紛失したのは、同社が設置・保守業務を担当している病院の放射線部門のデータ。
同社が富士フイルムメディカルから委託を受けている分も約6万件含まれる。
情報を紛失した病院名については、病院側の了承が得られていないとして公表していない。
5月20日にインフォコムの関西支社の社員が東京出張の際に泥酔し、気が付いたらパソコンが
なくなっていたという。この社員は社内ルールに反し、情報を削除していなかった。
http://www.sankei.co.jp/news/060601/sha089.htm