イタリアの1州8県と1261の市町村で28、29の両日、地方選挙が行われた。
プロディ首相の中道左派連合とベルルスコーニ前首相の中道右派連合の大接戦となった先月の総選挙後、
初の大きな選挙だったが、中道左派が主要都市の多くで勝利した模様だ。
国政での5年ぶりの政権交代が、地方レベルでも支持される結果となった。
選管発表の即日開票の暫定結果によると、注目された4大都市のうちローマ、
北部トリノ、南部ナポリの市長選で現職の中道左派市長がそれぞれ再選確実となった。
全体的に他の市町村でも中道左派が改選前より勢力を伸ばした。
ベルルスコーニ前首相の地盤である北部ミラノでは左右両中道の新顔による接戦となったが、
小差で中道右派が制したとみられる。
投票率は約71%で、5年前の前回より10ポイント近く落ちた。
暫定結果について29日、プロディ首相は「我々は非常に良くやった」と笑顔で語った。
http://www.asahi.com/international/update/0530/010.html