経営を引き受けた5年前、J2に所属していた甲府は瀕死(ひんし)の状態だった。債務超過は1億2000万円に達し、
チームは3年連続のリーグ最下位。00年には19連敗という記録をつくり、ホームゲームの平均入場者は2000人を
下回っていた。関係者は存続不能とみていた。
穀物加工・めん類製造「はくばく」(山梨県増穂町)の長澤重俊社長が、振り返る。
「大変なことになったなあ、支援はするよと言っていたら、ユニホームの胸広告のスポンサーになって欲しいと。
最弱チームでしたから、企業イメージにどうかとも思いましたが」
■勝負より黒字が私の役割と思っています
――J1昇格後、現在の戦績は3勝7敗2分で14位です。
海野 目下首位の川崎フロンターレのほか強豪の横浜F・マリノス、セレッソ大阪に勝ったり、よく走る
攻撃的サッカーで見ていて面白いと注目を集めたり、今季一緒に昇格した京都パープルサンガやアビスパ
福岡より上位にいたりと、まずまず健闘しいると思います。
――1対0で横浜を下したゲームは見ものでした。
海野 あれが甲府のよいときのサッカーですよ。全員で攻めて全員で守る、最後まであきらめない。
入場者も1万4615人と、ホームの小瀬陸上競技場はほぼ満席でした。
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