【点検】再処理工場の薬品漏れ、配管継ぎ手の製造不良が原因【素通り】
使用済み核燃料の再処理工場(青森県六ヶ所村)で放射能を帯びた化学薬品(硝酸ウラナス溶液)が漏れた問題で、
日本原燃は29日、漏えいの起きた配管継ぎ手の製造不良が原因だったと発表した。
ステンレス製の継ぎ手を作る際に不純物が混入したため、薬品で継ぎ手が腐食し、直径約0・2ミリの穴が開いた。
同一条件で作られた継ぎ手38個も調べたところ、穴は開いていなかったものの5個が同様に腐食しているのが見つかった。
原燃はすでに全38個の交換を終え、中断しているプルトニウム精製工程の試験を近く再開する見込み。
原燃は、昨年7月に同様の漏えいが起きた際の継ぎ手の点検で、いったんは問題はないと判断しており、今後、
保守点検体制の充実が課題になる。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060529i111.htm?from=main1