布団不正契約で逮捕 偽名で高齢者に販売
寝具修繕・販売会社による不正契約事件を捜査している高知南署と県警
本部生活環境課は24日、偽名の契約書を客に交付した特定商取引法違反
容疑で、茨城県取手市に本店を置く「シンソーライフ株式会社」の役員2人を
逮捕した。同署は同社が高齢者の不安をあおって寝具を販売する悪徳商法
を行っていたとみて全容解明を進める。
調べでは、両容疑者は高知市内の出先事務所の元社員(36)=同法違反
(不実の告知)と詐欺罪で公判中=と共謀。今年2月上旬ごろ、安芸郡と香
南市の85歳と71歳の無職女性2人と羽毛布団の修繕・販売契約を結んだ
際、契約書の担当者欄に「坂本竜一」と偽名を書いて交付した疑い。
同署などは今年2月、県内の高齢女性2人に「こんな布団を使っていたらが
んになる」などとうそを言って勧誘し、布団の修繕・販売契約(代金計80
万円)を結んだとして近藤被告を逮捕、送検。両容疑者が同被告に「坂本竜一」
名の名刺を渡し、偽名契約するよう指示していたことが分かった。
http://www.kochinews.co.jp/0605/060525headline03.htm#shimen3