サッカーのFC岐阜の選手たちが23日、大垣市北方町の岐阜経済大で練習後、
大学内の教室で「日本のスポーツ指導のあり方の21世紀モデル」と題した特別講義を受講した。 (村井博美)
教壇に立ったのは、FC岐阜の運営母体、NPO法人スティックルバックスポーツクラブ(SSC)の副理事長で、
同大経営学部スポーツ経営学科の高橋正紀助教授。戸塚哲也監督をはじめ、選手ら約30人が参加した。
講義ではDVDを使い、スポーツマンとしての心構えを説明。戦う相手、ルール、審判を尊重することの大切さや、
手抜きをせず、一生懸命に取り組む気持ちの重要性を取り上げた。
高橋助教授は「ヨーロッパなどではこの考え方が浸透。地域が賛同してお金を出し合い、
チームを支える仕組みが成り立つ」と例を挙げ、「日本では、心構えを子どもたちに教えていない。
だから、まだまだプレーする側も支える側も遅れている」と指摘した。SSCの下部組織には女子チームもあり、
ジュニアの育成にも取り組む。高橋助教授は「子どもたちにスポーツマンとしての心構えも教えている。
みなさんは、子どもたちがあこがれるトップ選手です」と締めくくった。
http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20060524/g7.jpg スポーツマンの心構えについて高橋助教授(左)の講義を聴くFC岐阜の選手たち=大垣市のFランク大学で
中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20060524/lcl_____gif_____009.shtml