「すき家」を展開するゼンショーなど大手牛丼チェーン3社の2005年度連結決算が23日、出そろった。
ゼンショーの売上高が前期比19・1%増の1492億円となるなど3社とも増収を確保し、
ゼンショーと松屋フーズは大幅増益となった。吉野家ディー・アンド・シーの経常損益は黒字転換した。
輸入が停止されている米国産牛肉を使用しない牛丼や、吉野家の豚丼(ぶたどん)が好調だったため。
ゼンショーは、オーストラリア産牛肉を使った牛丼や、牛丼チェーン「なか卯」を子会社化したことが寄与し、
経常利益は約2・9倍の105億円を計上。
中国産牛肉を使った牛丼が好調だった松屋は売上高が2・0%増の578億円、経常利益は35・5%増の36億円。
吉野家は昨年10月に豚丼を値上げしたが、注文数の5割を占める人気メニューとして定着。
経常損益が21億円の黒字に転換するなど業績回復をけん引した。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060523&j=0024&k=200605230339