熊本地検は、熊本市の貸金業者「かがわパーソナル」(廃業)と元社長の香川尚三被告(68)を
貸金業規制法違反(公的給付にかかる預金通帳などの保管制限)罪で熊本地裁に在宅起訴した。
起訴状などによると、香川被告は他の2人(いずれも不起訴処分)と共謀。
04年12月末から05年9月上旬にかけ、借金の返済資金を引き出すために、
法で禁止されているにもかかわらず、顧客13人から障害者基礎年金などが振り込まれる通帳などを預かった。
県警は昨年12月、同法と出資法違反(高金利)の両容疑で同地検に書類送検していた。
同地検は出資法違反については「顧客から取っていた利息が出資法の上限(年29・2%)を
大きく越えておらず、悪質性が低い」として不起訴処分とした。
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20060520ddlk43040336000c.html