ナイジェリアの上院は16日、大統領の3選を可能にする憲法改正案について、反対多数で
否決した。この結果、来年5月に2期8年の任期が満了する現職のオバサンジョ大統領が、
3選を目指す道は閉ざされた。アフリカでは今年、ウガンダとチャドで現職大統領が改憲に
よって3選を果たし、国連のアナン事務総長が「政情不安につながる」と警鐘を鳴らしていた。
独立以来、軍事独裁が繰り返されたナイジェリアでは、民政移管後の99年に公布された憲法で
大統領の任期は2期までとされた。軍政時代に、民政移管の遅れを批判して逮捕・投獄された
オバサンジョ氏は、99年、03年の大統領選で当選し、民主化の象徴的存在だった。
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http://www.asahi.com/international/update/0517/012.html