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【同和利権 飛鳥会】 元暴力団員 小西容疑者 三菱東京ＵＦＪなどに預金だけで20億円 株・不動産も所有

財団法人「飛鳥会」（大阪市東淀川区）の駐車場管理をめぐる横領事件で、
逮捕された同会理事長、小西邦彦容疑者（72）が複数の金融機関に約20億円の資金を預けていることが14日、
府警捜査２課の調べで分かった。ほかに株券や不動産なども保有しており、
資産総額はさらに膨らむとみられる。同課は駐車場管理の料金着服をはじめ、
課税逃れなど様々な不正手段で蓄財したとみて追及している。

調べによると、小西容疑者は業務上横領のほう助容疑で逮捕された釘本実紀也容疑者（42）が勤める
三菱東京ＵＦＪ銀行など複数の金融機関に、自分や家族名義で口座を開設。
各口座には少なくても数千万円以上の預金残高があるという。

小西容疑者は、大阪市の事実上の同和対策事業として、
市の第三セクター「市開発公社」が飛鳥会に業務委託した西中島駐車場（淀川区）管理の
収入約1000万円を着服したとして逮捕された。1000万円で宝飾品などを購入していたとされる。

これまでの調べで、西中島駐車場は、毎年約２億円の料金収入があるが、
小西容疑者は大阪府などに収支決算を一切報告していないことが既に判明。
公社には収入を３分の１程度に偽った報告を繰り返し、税務当局への
所得申告も行っていなかったことも分かっている。
多額の預金はこうした錬金術を駆使したものとみられる。

http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/33152.html