【中東】イラン軍が国境を侵犯して攻撃とイラク国防省が非難
イラク国防省合同作戦本部のアブド・アジズ・ムハンマド本部長(陸軍少将)は
2日、イラン軍部隊が4月21、26の両日、国境を越えて侵入し、攻撃を加えたと非難した。
同少将は、「イラン軍は同26日には侵犯後、(トルコの非合法組織)クルド労働者党(PKK)の
陣地に対し砲撃を行った。同軍はイラク領内に5キロも不法侵入、その後撤退した」と明らかにした。
同少将によると、イラク国防省は同国外務省に今回の不法な越境行為を報告し、
外交チャンネルを使いイランと問題解決を図るよう要請したという。
これに対しイラン側は、国境侵犯およびイラク領北部のクルド人自治区PKK陣地への
砲撃のいずれも否定した。
国営イラン通信(IRNA)によると、同国の政府当局者はイラクの主張は「ねつ造であり、
偏見に満ちている」と反論した。
ザウィティ記者らの取材班は山岳地帯を3時間以上もかけて進み、砲撃を受けた
現場に入った。同記者は「砲撃の跡がはっきりと見えた。現場はカンディル山脈の一部で、
PKKの部隊はここに立てこもり、イラン軍部隊と戦闘している」と話している。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1923312/detail