何よりも驚いたのは、この一連のデモは、たった1個CellコンピュータとN-VideaのGDP1本
のみで実現されていたという点、つまり今年中に発売されるPlyaStation3のデジタル映像
をハンドリングするパフォーマンスはQVGA(320x200相当)のPSPもしくはiPodの映像なら
同時に4000本、デジタルHD映像なら8本、そして最終的に4Kシネマと呼ばれている
デジタルシネマを楽々と再生、リアルタイムによる強力なジオメトリエンジンによるCG生成
を可能にするということです。BDが搭載され次世代DVDが再生できるというレベルの議論
は既に当たり前の話で、ブロードバンドに接続されれば4Kデジタルシネマの世界は日本中
の劇場で、カラオケルームで、自宅で楽しめるという未来が現実のものとしてデモの中に
見えてきました。
比較することすら躊躇してしまいそうですが、Xbox360のHD映像再生の実態
(AAC5.1chの音楽再生にCPUパワーを食われて、どうもフルHD再生と定義される
1280x720もしくは1920x1080のリアルタイム・レンダリングが果たして本当に実現でき
ているのやら…)をはるかに凌駕する世界が形成されそうです。
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