パレスチナ自治政府の女性問題省で、イスラム過激派ハマスの女性大臣と旧主流派ファタハの
女性局長が大げんかし、警察が止めに入っていたことが明らかになった。16日付のイスラエルの
英字紙エルサレム・ポストなどが伝えた。各省庁の職員の大半はファタハ系で、ハマスの新大臣
たちへの反発から対立が起きるところが出ているという。
同紙によると、先月末に就任したサレハ女性問題相は13日、フダイブ局長と1時間以上も怒鳴り
あった末、警察を呼んだ。殴り合いに発展する寸前だったという目撃情報もある。大臣は15日にも
警察を呼び、局長がファタハ系の武装集団を省内に入れて脅そうとしていると訴えた。
局長は、大臣がスカーフで頭部を覆った女性たちを新たに顧問として採用していると批判。イスラム教の
教えに厳格なハマスがイスラムの慣習を押しつけるのではないかという、世俗の女性たちの不安に訴えて
いる。
これに対して大臣は、局長が部下たちを誘って反旗を翻そうと画策していると非難。局長は、大臣が職員
たちにファタハ系の幹部を無視するよう指示していると糾弾している。
ハマスは欧米から援助を凍結され、自治政府職員の3月分給与をまだ払えていない。それも新大臣たちへの
反発の背景にある。教育省や財務省、外務省でも対立が起きているという。
ソース
ttp://www.asahi.com/international/update/0416/011.html 依頼
http://live22x.2ch.net/test/read.cgi/news/1145011498/574