UFJ盗撮「中国人に持ち掛けられた」指揮役ら逮捕
http://www.sankei.co.jp/news/060414/sha106.htm 旧UFJ銀行(現三菱東京UFJ銀行)のATM(現金自動預払機)隠しカメラ事件で、警視庁捜査三課は、
建造物侵入と偽計業務妨害の疑いで、犯行の指揮役で住所不定、無職、宍戸幸司(39)と補佐役の横浜市西区平沼、
輸入品販売会社社長、藤井好夫(42)の両容疑者を逮捕した。
宍戸容疑者は「中国人に持ち掛けられ、キャッシュカードの偽造目的に自分が盗撮を指示した」と供述している。
捜査三課で事件を首謀したとされる中国人の割り出しを急ぎ、全容解明を進める。
宍戸容疑者は「自分が盗撮の統括責任者だ」と容疑を認めた上で、
「昨年8月に都内で日本語を話す中国人から盗撮情報でカードを偽造し、金を引き出す方法を持ち掛けられた」と供述。
「成功したら2割をもらえる約束だったが、金にならなかった」と話している。捜査三課は実行役が逮捕され、払い出し
ができずに失敗したとみている。「山口組系組関係者」だとも自称し、組事務所に出入りしていたとみられ、事件と
暴力団との関係も調べる。
15人の実行役は藤井容疑者が携帯電話サイト「闇の職業安定所」を使ったり、刑務所から出所した知人を通じて
集めたとみられるが、容疑を否認している。
調べでは、宍戸容疑者らは実行役4人を指示。昨年9月22日、東京都千代田区の無人店舗に侵入させ、客のカード
情報を盗撮させた上、カメラを仕掛けたATMに客を誘導するために別のATMを独占して業務を妨害した疑い。