米MicrosoftのWindows Vistaは今日提供されているほぼすべてのPC上で動作するが、Vistaが
本領を発揮できるのはこのうち約半分だけ――米調査会社Gartnerが新たな報告書で述べている。
今日の主流プロセッサとHDDは、この新OS――現在リリース予定は法人向けが11月、コンシュー
マー向けが2007年1月となっている――に対応し得る高いパフォーマンスと容量を持っているが、
ITマネジャーや企業ユーザー、またPCを購入する予定のコンシューマーは、最低1Gバイトのメモリ
を準備するよう留意するとともに、Vistaの先進ユーザーインタフェースAeroを利用するには
先進的なグラフィックスプロセッサが必要になる、とGartnerは語っている。
Microsoftは自社サイトでVistaに関する基本的なガイドラインを掲載しており、例えばVistaの
動作要件として最低512MバイトRAMおよび高性能のプロセッサを推奨している。
さらにコンシューマー向けに、Vistaにアップグレード可能なPCを明示する「Windows Vista
Capable」プログラムを4月から展開し始めている。ただし同社は、Aeroインタフェースをフルに
動作させるための詳しいハードウェア要件などを最終決定していない。
▽News Source IT media 2006年04月10日 17時19分 更新
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0604/10/news044.html http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0604/10/news044_2.html