【ローゼン】 ヤスヒロ氏バースデーパーティー会場 【翠星石】

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94番組の途中ですが名無しです
翠星石たちが誕生日パーティー開いてくれた!\(^o^)/

掃除するのに邪魔だからって追い出されたんだけど、帰ったら真紅と雛苺と蒼星石と金糸雀が来てて翠星石と一緒に出迎えてくれた!

俺「ただいまー」
みんな「ハッピーバースデー!ヤスヒロー!」
俺「うわ!びっくりした!なにみんな揃って…。それにハッピーバースデーって…俺の!?」
雛苺「そうよ、翠星石が教えてくれたの!」
俺「え、翠星石が?」
翠星石「こないだ自分で言ってやがったですからね。誰にも祝ってもらえないだろうからみんなに教えてあげたですよ」
俺「誕生日の話なんかしたっけ…?思い出せないけど、ありがとう!嬉しいよ!」
真紅「不本意だけれど、誕生日くらいは祝ってあげるわ。おめでとう、ヤスヒロ」
雛苺「ヒナもお祝いしてあげる!お誕生日おめでとうなのよ、ヤスヒロー!」
翠星石「またひとつ無駄に歳をとったですね。これを機に少しは大人になりやがれですぅ」
蒼星石「お誕生日おめでとう、ヤスヒロくん」
金糸雀「おめでとうなのかしらー!」
俺「みんな…みんな、ありがとう!俺、凄く嬉しいよ!」
翠星石「じゃ、お祝いの言葉終わったですし、こっち来るですよ」
俺「うわぁ、凄い!でっかいバースデーケーキだ!Happy Birthday YASUHIROって書いてくれてる!
  部屋もかわいく飾ってある!」
翠星石「ケーキは翠星石が蒼星石と一緒に作ったですよ。自分で言うのもなんですけどかなりの自信作ですぅ」
蒼星石「お口に合うかわからないけど、頑張って作ってみたよ」
雛苺「お部屋はヒナと金糸雀でお飾りしたのよ」
金糸雀「それにしても、真紅ったら何にもお手伝いしてくれないし困ったちゃんだったかしら〜」
真紅「あら、なにを言っているのよ。私はケーキに合う紅茶を淹れてあげたじゃないの。
    それに私は元々ケーキ作りの方をする予定だったのに、小麦粉と片栗粉を間違えたくらいで翠星石が…。
    おかげでケーキと飾りが出来あがるまで手持ち無沙汰になってしまったわ」
翠星石「まあそういうわけで、お前ごときのためにみんなここまでしてやったですよ。
     感謝するです。今日だけはお前が主役ですから、好きなだけ楽しみやがれですぅ」
95番組の途中ですが名無しです:2006/04/07(金) 20:54:45.31 ID:8ZNAjzYO0 BE:392072494-#
俺「うん、うん。みんな、本当にありがとう!じゃあローソク消すね!フーッ!」
翠星石「一吹きで消し去るとはなかなか見事ですぅ。じゃ、みんなの分取り分けるですよ」
雛苺「あー!ヒナのケーキいちご乗ってないのー!翠星石ー!」
翠星石「なーに言ってやがですか。まったくの偶然ですぅ。翠星石は無作為にとりわけただけですぅ」
蒼星石「翠星石、まだこんなことやってるの…」
金糸雀「この非情さ、見習うべきかもだけど、カナにはとうていできそうにないかしら…」
雛苺「絶対わざとなんだからー!もう、翠星石のいじわるー!」
俺「じゃあ雛苺、俺のいちごあげるよ。俺のケーキHappy Birthdayって書いたチョコレート乗ってるしさ」
雛苺「ほぇ?うゅー…。…ううん、やっぱりヒナ、いちごいらないの。今日はヤスヒロのお誕生日だもの。そのいちごはヤスヒロが食べて」
俺「雛苺…。誰かと違ってお姉さんになったなあ!」
真紅「まったく、たかがいちごひとつで騒がしいわね…。
    それにしても、本当にいつの間にか雛苺のほうが翠星石より大人になっていたのね。
    翠星石、あなたもいつまでも子供じみたことをやっていないで、雛苺を見習ったら?」
翠星石「ひ、ひどいです真紅ぅ!たまたまの偶然に起こったことだって言ってるですのにぃ!
     と、とにかく!ケーキの取り分けも終わったことですし、ヤスヒロお待ちかねプレゼントターイム!ですぅ」
俺「プレゼント!?プレゼントまで用意してくれたの!?」
真紅「それじゃあ私から…。私からのプレゼントはこの紳士たるにはどのように振舞えばいいかをまとめた本よ。
    あなたの素振りは紳士とは程遠いのだから、これを熟読して少しは紳士らしくなりなさい」
俺「読もうにも外国語で書いてるから読めないけど…。ありがとう、真紅」
金糸雀「カナからは、このどう頑張っても解けなかったちえのわをプレゼントかしら!
     これが解けたらヤスヒロの頭脳を認めてあげてもいいのかしら〜」
俺「ありが…あ、手がすべっ…!あれ、解けちゃった」
金糸雀「えぇ〜!?い、いまのはダメかしら!ノーカウントかしらー!」
96番組の途中ですが名無しです:2006/04/07(金) 20:54:57.71 ID:8ZNAjzYO0 BE:43564122-#
雛苺「あのねー、ヒナからはこれ!
    ヒナと、ヤスヒロと、真紅と、翠星石と、蒼星石と、金糸雀と、あと水銀燈と、みんなで楽しく遊んでる絵!
    いっしょうけんめい描いたのよ。大事にしてねなの」
俺「おー、みんな楽しそうな顔してるね。いまのみんなとそっくりだよ!ありがとう、雛苺」
雛苺「えへへ〜」
蒼星石「僕からはこの傘だよ。これから雨の多い季節に入るそうだし、普段も使えるものがいいと思って…。
     僕なりにヤスヒロくんに似合いそうなのを選んだつもりなんだけど、傘なんかで気に入ってもらえるかな?」
俺「うん、ありがとう、蒼星石!俺が持ってる傘はみんな安くてすぐ壊れるやつだし嬉しいよ!
  デザインもいいし、大切にするね!」
翠星石「翠星石からはそのバースデーケーキですよ。なかなか苦労したですぅ」
俺「ああ、美味しいケーキありがとう、翠星石!」
蒼星石「え?翠星石、プレゼントってあの…フガッ」
翠星石「美味しいなんて言わなくてもわかってるです。好きなだけ感謝しやがれです」
俺「うん。ありがとう。あ、ちょっとトイレ…」

俺「あー、本当に嬉しいなあ。自分で鏡見るまで気付かなかったけどずっと顔がニヤけてるな〜」
?「うふふ…」
俺「ひ、いまなんか声が…。あ、水銀燈か」
水銀燈「あらぁ、いつもみたいに驚いてくれないのぉ?つまんない感じぃ」
俺「いい加減慣れるよ。今日も翠星石に会いに来たの?今みんな来てるけど一緒に行く?」
水銀燈「別に今日はあの子達に用があるわけじゃないしぃ。それに一緒に遊ぶだなんて反吐がでちゃぁう」
俺「ふーん。じゃあ何の用事なの?」
水銀燈「あなた、今日が誕生日なんでしょぉ?どうもあなたには迷惑かけちゃってるしぃ。
     別に私はそんなの気にしないんだけど、また死に一歩近付いた記念の日にプレゼント持ってきてあげたのよぉ」
俺「え、なんで誕生日だって知ってるの?」
水銀燈「だってさっきTVから出てこようとしたときみんなと楽しそうに…。じゃなくて、別にそんなのどうだっていいじゃなぁい。
     とにかく受け取ってぇ」
俺「これ…枕?」
97番組の途中ですが名無しです:2006/04/07(金) 20:55:09.90 ID:8ZNAjzYO0 BE:174254382-#
水銀燈「そうよぉ、ドールにとっても人間にとっても、眠るということはとても大切なことでしょう?
     なのに人間のベッドの寝心地は最悪だしぃ、せめて枕だけでもいいものを使わせてあげようと思ったのよぉ。
     水銀燈手作りの最高級羽毛使用枕、遠慮なく受け取ってぇ」
俺「(て、手作り…羽毛)な、なんか受け取りにくいけど、ありがとう…」
水銀燈「喜んでもらえてよかったわぁ。それじゃあ、ばいばぁい」
俺「もう帰るの?…行っちゃった。ちょっとぐらい遊んでいけばいいのに」
翠星石「ヤスヒロ、お前いつまでも洗面所の前でなにしてるですか。もうみんな帰る時間ですよ。さっさと来るです」
俺「え?ああ、今行くよ」

真紅「遅かったわね、ヤスヒロ。もう16時を30分も回ってしまったし、私たちはそろそろおいとまするわ」
俺「そう。こんな遅くまで突き合わせてごめんね。
  ケーキもお茶も美味しかったよ!ありがとう、みんな!俺、凄く嬉しかったよ!」
真紅「喜んでもらえたなら私たちも来た甲斐があったというものだわ。
    …では、そろそろメインイベントを始めましょうか」
翠星石「なに持って帰ってもいいですよー」
俺「へ?メインイベント?」
真紅「あら、お誕生日会の帰りにはお返しが貰えるのでしょう?そのことよ。
    でも心配しないで。あなたの手を煩わせたりしないよう何を貰うかは自分たちで選ぶから。
    みんな、わかっているわね?何を取ろうと早い者勝ちよ。あとで文句を言わないように。では、始めましょう」
俺「え…?…俺の誕生日会がメインイベントじゃ……」
雛苺「ヒナこれー!高そうないちごのタルトー!」
金糸雀「カナはこのたまごをたっぷり使ったシュークリーム全3個かしらー!」
俺「ちょっとそれ俺の…」
真紅「私は…そうね、この犬の形をしたランプでも貰っていくわ」
俺「そ、それこないだ買ったばっかのお気に入りのライト…」
翠星石「ほらほら蒼星石、遠慮しないでこの微妙に高かったので使うに使えなくて箱に入ったままの食器でも持って帰るです」
蒼星石「えぇ、で、でも…」
俺「うん…もう、いいよ…。何持って帰っても…」
翠星石「ほら、ヤスヒロもそう言ってるです。遠慮することなんてないですよ」
98番組の途中ですが名無しです:2006/04/07(金) 20:55:21.92 ID:8ZNAjzYO0 BE:304946047-#
蒼星石「ご、ごめんね、ヤスヒロくん…」
翠星石「みんなー、バイバイですー。また来るですよー」

翠星石「…みんな帰ったですね。楽しんでくれたみたいで良かったですぅ」
俺「ああ…そうだね…。…楽しいバースデーパーティーだったね…」
翠星石「だったねって、なに言ってるですか。バースデーパーティー、まだ終わってないですよ」
俺「へ?」
翠星石「翠星石からのプレゼント、まだ渡してないです」
俺「プレゼントって…あのケーキでしょ?」
翠星石「あれとは別にあって…あ、あの、これ…」
俺「…セーター?」
翠星石「そ、そうです。蒼星石に編み方教えてもらって、いっしょうけんめい編んだですよ。
     さっきちゃんと渡したかったですけど…その…。…あんまり上手に出来なくて、みんなの前で出すのが恥ずかしくて…」
俺「嬉しいけど、もう春なんだけど…。春に着るには結構厚手だし、このセーター…」
翠星石「す、翠星石だってそれぐらいわかってるです!
     ほ、本当はバレンタインデーに渡す予定だったですけど、思ったより時間がかかって誕生日になってしまったです…。
     使うのは今年の冬でもいいですから…う、受けとって欲しいです…。
     あ、あと、えと…。…お、お誕生日おめでとう…です…」
俺「あ…ありがとう…翠星石…!冬と言わず今着るよ!
  うぅ…なんだか、このセーター着てると心まであったかくなってきたよ…。ありがとう、翠星石…。翠星石ー!」
翠星石「ひー!」
俺「痛い!蹴らないで!」
翠星石「お前なに勝手に気分出して抱きつこうとしてやがるですか!
     嬉しがるのはいいですけど、喜び方と身の程を知りやがれですー!」

だって。
みんなそろって俺の誕生日をお祝いしてくれたよ!
途中なんだか嬉しくないこともあった気がするけど、最後翠星石が喜ばせてくれたし忘れちゃった!
ほんと、こんなにたくさん祝ってもらった幸せな誕生日なんて初めてだよ!俺は幸せ者だなあ!ハッピー・マイ・バースデー!\(^o^)/