川崎市麻生区細山、無職今井健詞容疑者(41)が、神奈川県警多摩署の特捜本部の調べに対し、
昨年10月、現場マンションの最上階から飛び降り自殺しようとしたと供述していることが5日、わかった。
特捜本部は、一連の事件で、このマンションに執着した動機解明につながる可能性もあるとみて調べている。
調べによると、今井容疑者が同マンションで自殺しようとしたのは、
川崎市多摩区内のインテリア用品会社を退社した翌月。
実際にマンション15階に行き、飛び降りようとしたが、「通路から下を見たら怖くなってやめた」と供述。
このマンションを選んだ理由については、「自分が知っているマンションだから」と説明しているという。
会社側の説明によると、退職前、今井容疑者はほとんど業務に携わらず、
出社しない日が半年近く続いていた。
今井容疑者は「リストラされた」と供述しているが、退職は本人の意思だったという。
さらに11月、今井容疑者は自宅で首にコードのようなものを巻き付けて
死のうとしたことが2回あったが、いずれも家族に止められた。
家族には、悩みなどを打ち明けておらず、理由が分からなかったが、
家族は、再び自殺を図らないようその直後に入院させ、今井容疑者は今年3月8日に退院した
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060405it15.htm?from=top