昨年1年間に警察が受理した配偶者からの暴力相談件数は前年より2000件以上増加して
約1万7000件に上り、01年のDV(ドメスティック・バイオレンス)防止法施行後、最多を記録
したことが9日、警察庁のまとめでわかった。
まとめによると、被害者のほとんどが女性で、年代別では30歳代が約4割と最も多く、20歳代
と40歳代が約2割ずつだった。加害者との関係は婚姻関係のある夫婦が7割以上を占めた。
被害者の申し立てで保護命令を出したとして、裁判所から警察へあった通知は前年より
約404件増えて約2178件に上った。そのうち、被害者周辺に加害者が近づくことを禁じる
命令は1657件、住居から退去するように命じたのは4件、両方命じたのは517件だった。
命令に違反して73件が摘発された。
http://www.asahi.com/national/update/0309/TKY200603090125.html