山形大医学部付属病院の河田純男教授(消化器内科)らのグループは6日、肝硬変にかかっ
た山形県内の50代の男性患者に骨髄細胞を注入し、肝臓組織の再生を目指す治療を実施した
と発表した。術後の血液検査で肝機能の改善を確認したという。この治療を実施したのは、山口
大に続いて2施設目。
同グループによると2月中旬、患者から骨髄400ミリリットルを採取し、腕の血管から約30億個
の骨髄細胞を点滴で投与した。2週間後の退院までの血液検査で、肝臓で作られるタンパク質「ア
ルブミン」の血中量が増加したのを確認。肝機能は、肝硬変から慢性肝炎レベルまで改善したとい
う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060307-00000006-khk-toh