町田市は、小学生の下校時間に防災行政無線で市民に注意を呼びかける放送を、今月から
本格運用することを決めた。昨年十二月と今年一月の二回、試験運用を行ったところ、
不審者情報が大幅に減るなど効果があったので、定期的に実施することになった。
市は、子どもが被害に遭う凶悪事件の続発を受けて、昨年十二月十九−二十一日の
三日間と、今年一月十一−十八日の土日を除く六日間、試験運用を実施した。
市安全対策課によると、十二月は試験運用前の十八日までに二十一件の不審者情報が
寄せられたのに対し、放送後は月末までに三件と大幅に減少。一月も放送前後で
大きな差があり、「放送の効果が相当あった」(同課)。
市民からも「放送を続けてほしい」といった声が数多く寄せられたことから、防災無線の
本来の用途ではないが、本格運用が決まった。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20060304/lcl_____tko_____002.shtml