国内有数のブナの天然林があり希少種のイヌワシの代表的な繁殖地、福島県奥会津地方の国有林に
ついて、林野庁は「森林生態系保護地域」に指定する方針を決めた。8月に正式に決定する。
指定面積は約8万3600ヘクタールの予定。これまで白神山地など全国27カ所が指定されているが、
それらを上回る国内最大の保護地域になる。指定後は天然林を伐採せず、一部は人の立ち入りを
制限する。尾瀬の湿原保護にも役立つという。
林野庁関東森林管理局によると、保護地域に指定するのは会津地方西部の金山町から桧枝岐村に
かけての8万3573ヘクタール。うち、5860ヘクタールは登山道以外、人が立ち入るのを原則として
認めない保存地区に指定する。それ以外の保全利用地区は山菜採りなどの立ち入りを認める。
指定地域の林に蓄えられた水は尾瀬ケ原にも流れ込んでいる。
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http://www.asahi.com/national/update/0304/TKY200603030379.html