興奮時は赤く、悲しい時は青く光ります--。NECは3日、話し手の気持ちを色で表現するライト
「言花(ことはな)」を開発したと発表した。感情認識ソフトが言葉のリズムから「興奮」
「悲しみ」といった感情を読み取り、端末内の発光ダイオード(LED)の色が変わる仕組み。
ソフトを外販するが、現状ではNEC自体がライトを商品として販売する予定はないという。
NECやグループ会社の日本SGI(東京・渋谷)など3社で開発した。端末内のマイクが拾った
音声を感情認識ソフトが解析し、LEDの色が変化する。興奮や悲しみのほか、「喜び=黄色」、
「平常=緑色」と4パターンで変化する。
認識の正答率は7割前後で、「人間が声だけで相手の感情を把握する際とほぼ変わらない」(同)
という。ソフトの外販はインテリアや携帯端末などへの組み込みを想定している。9日から
独ハノーバー市で開かれる「国際情報通信技術見本市」に出展する。 (19:13)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060303AT1D0304R03032006.html