米国民のイラク政策支持率、過去最低の30%に・米世論調査
米CBSテレビが実施した世論調査で、ブッシュ政権のイラク政策に対する
米国民の支持率が30%となり、1月の37%から7ポイント低下、過去最低となった
ことが分かった。イラクでイスラム教シーア派とスンニ派の衝突が続き、
本格政府づくりへの展望や駐留米軍削減の見通しが不透明になっていることなどが
影響したとみられる。
調査は2月22日から26日まで、18歳以上の1018人を対象に実施した。
イラクの民主化や治安回復がうまくいっていないと考える人は62%に達し、
1月の調査から8ポイント増えた。これに伴いブッシュ大統領の支持率は
42%から34%と大幅に低下。CBSの調査では最低を記録した。
経済政策への支持も39%から32%に落ち込んだ。
イランに関しては外交努力を支持する人が55%で、武力行使が必要と考える人の
20%を上回った。
日経新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060302AT2M0100R01032006.html