「緑の新幹線」快走/新青森駅開業へ高速試験続く 内部画像あり
列車は八両編成で開発費は約四十億円。車内には各種の計器やモニター、パソコンが居並び、
縦横に走るコードの間で、車両メーカーなどの技術者が、車体にかかる負荷やパンタグラフの
データ測定に余念がない。
客室の環境や快適性のチェックも兼ねて、車両ごとに赤、青、黄など異なる色・形のシートが並んでいる。
目を引くのは、SF映画の宇宙船内を連想させるデッキ付近だ。特に女性用のトイレは「自慢の空間」といい、
開発を指揮する同社総合企画本部の遠藤隆技術企画部長は「多くの方との議論を反映させた、完成度の高いもの」と胸を張る。
この車両は〇五年六月の試験開始以来、二月末までに仙台―北上間を八十五往復、仙台―盛岡間を九往復し、
走行距離は三万キロに達している。〇五年八月には時速三百九十八キロを記録した。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/shinkansen/news2006/0305_1.html