インターネットで販売しようと、アメリカからけん銃を密輸した罪などに問われた男
が、初公判で無罪を主張しました。
けん銃は、発射できないよう加工されたもので、「大阪府警から合法と認められた」
と主張しています。
銃刀法違反の罪などに問われているのは、アメリカ・オレゴン州に住んでいた和田
晃三被告(47)です。
起訴状などによりますと、和田被告は4年前、大阪府内の実家に隠し持っていた
けん銃を改造するなどして、インターネットで販売したとされます。
2日の初公判で、和田被告は「事実と違う」と無罪を主張。
「銃は発射出来ないように加工した『無可動銃』で、大阪府警から合法と認められて
輸入したのに摘発された」として主張していて、和田被告は、国などを相手に、慰謝
料1,000万円の支払いを求める裁判も起こしています。
銃の専門家は、溶接など、どこまで加工すれば「無可動銃」と認められるか、その
基準は大ざっぱで、判断が分かれることもあると指摘しています。 (03/02 19:48)
http://mbs.jp/news/kansai_NS223200603021709270.shtml