北信地方のJR東日本の在来線と長野電鉄の全線、しなの鉄道の一部区間などが
2日間乗り放題となる特別切符「信州北回廊パス」が3月1日から発売される。
4月1日以降有効。北信15市町村と交通事業者などが昨年10月に発足させた
「信州北回廊プロジェクト」の一環だ。
対象となるJR線は、信越線黒姫−篠ノ井間、篠ノ井線篠ノ井−姨捨間、
飯山線森宮野原−豊野間。しなの鉄道は篠ノ井−上田間。長野電鉄を
合わせた総延長は約180キロ。ほかに、長野市の長野駅と同市松代町を
結ぶ川中島バスも乗り放題となる。
大人2500円、小学生以下1250円。県内のJR東日本の主な駅で販売する。
指定日の始発から翌日の終電まで有効。エリア内の観光情報や、土産店や
美術館、入浴施設などの割引券が付いた冊子「信州北回廊ふるさと手形」も付く。
「信州北回廊プロジェクト」は統一的な観光PRなどを通じた誘客に取り組んでいる。
JR東日本長野支社によると、県内で鉄道やバス会社4社が協力して企画切符を
売り出すのは珍しいという。
http://www.shinmai.co.jp/news/20060226/KT060224FXI090002000022.htm