三菱UFJフィナンシャル・グループとみずほフィナンシャルグループは、2006年度中にも
米国で金融持ち株会社の認可を申請する。金融持ち株会社を得ることで可能になる株式の
引き受けなど、収益性の高い投資銀行業務に本格進出する。将来の投資銀の買収も視野に
入っている。バブル崩壊後の1990年代に海外事業を急速に縮小させた邦銀だが、拡大に転じる。
邦銀グループの米国内での投資銀行業務はこれまで、傘下の証券子会社や提携先の証券会社を
通じた日本株の米国人投資家への紹介や米国債の引き受けなどに限られてきた。99年の
金融制度改革で米金融当局から金融持ち株会社の資格を取れば、傘下の証券会社が米国内で
民間企業の株式や社債を引き取って投資家に売ることができるようになっていた。 (07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060225AT2Y2400B24022006.html