株式投資信託の純資産残高が順調に増えている。投資信託協会が13日発表した1月末の株式投信残高は
42兆4114億円と前月比3.9%増え、1990年6月以来の水準を回復した。日本株で運用する投信への
資金流入が目立ったほか、毎月分配金を受け取れる毎月分配型投信も人気。低金利が続くなか、個人が
より高い利回りを求めて株式投信を購入している。
日本株で運用する追加型株式投信は8兆339億円と前月比5.6%増えた。設定額から解約・償還額を
差し引いた資金純流入額は2796億円と12月(3591億円)に続いて高水準。大和証券投資信託委託の
「ダイワ拡大成長株ファンド」は設定時に692億円を集め、純粋に値上がりを追う投信では2000年
9月以来の500億円超えとなった。
一方で、人気の主役は毎月分配型の投信だ。1月の資金純流入額は5337億円と追加型株式投信全体の
半分超を占める。興銀第一ライフ・アセットマネジメントの外国債券ファンド「DIAM高格付インカム・
オープン」が2月1日に6000億円を超えるなど大型投信が続出している。 (19:51)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060213AT2Y1300613022006.html