阿久根市大川表川内の若松四男さん(75)宅のしだれ梅がもうすぐ満開を迎える。
例年より10日以上遅れており、11日現在3分咲き。2月下旬ごろまで楽しめそうだが、
昨年夏に頭頂部の枝の一部が枯れたことから、花が終わるのを待って木の周辺の土壌改良を行う。
枝の枯れが見つかったのは昨年8月。若松さんが枝を一部切り、乾燥を防ぐため布を幹に巻くなど
応急処置を施した。被害はそれ以上広がらず、1月下旬ごろからつぼみがほころび始めた。
調査した出水市の樹木医船橋修一さん(52)によると、2年続きの夏場の雨不足や木の周辺の
地面が固くなっていたことなどから、頭頂部まで水分が十分に行き渡らなかった可能性が高い。
1週間足らずで満開になりそうで、今年も大勢の見物客が予想される。
船橋さんは「地面が固まらないよう、少し離れて観賞することで木に元気を与えてほしい」と呼び掛けている。
http://www.373news.com/2000picup/2006/02/picup_20060212_9.htm