巨人・原辰徳監督(47)が7日、評論家として宮崎キャンプに訪れた前横浜の佐々木主浩氏(37)
に急きょ“臨時コーチ”を依頼した。1、2軍の若手投手陣へ、大魔神の“伝家の宝刀”フォークの指導を要請。
崩壊した投手陣再建に向けて、昨年までのライバルチームの守護神へSOSを発した。
突然1軍のブルペンに大きな声が響き渡った。「佐々木!佐々木!」。
鴨志田の投球練習を見守っていた原監督が、捕手の後方に備えてある関係者用ベンチに座っていた佐々木氏を呼び出した。
そこからブルペンは“臨時コーチ”による青空教室に一変した。
報道陣用のプレスカードをぶら下げたまま佐々木氏は約30分間、初対面の鴨志田にフォークの握りなどを丁寧に指導。
「何が足りないんだろう」との原監督からの質問にも細かく答えた。
突然の要請にもかかわらず、嫌な顔を見せることなく講師役を引き受けた佐々木氏は
「プロ野球界に恩返ししたいし、聞かれたら答えるよ。辻内?粗削りだけど素質はあると思う」と話した。
http://www.daily.co.jp/baseball/2006/02/08/204288.shtml