気象庁は2日、昨年の世界の平均気温は平年より0・32度高く、1891年に
統計を取り始めて以来、1998年に次いで2番目に高かったと発表した。
同庁は、「地球温暖化が徐々に進んでいることの表れ」と分析している。
気象庁によると、気温が特に高かったのはシベリアや北欧で、ロシアのタルコサレ
では平年より3・2度高く、フィンランドのソダンキュラでは2・2度高かった。
また大西洋の熱帯付近の海面温度が1〜2度高かったため、大西洋では
過去最高の年間14個のハリケーンが発生。
この中には昨年8月下旬、米国南部を襲った超大型ハリケーン「カトリーナ」も含まれている。
一方、日本の昨年の平均気温は、昨年12月の記録的な寒波が影響して
平年のプラス0・18度にとどまった。
1898年に統計を取り始めて以降、14番目の高さだった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060202-00000215-yom-soci