東京・六本木の本社内では、多くの社員がいつも通り、仕事に就いたが、
今後の方針を説明する幹部に対して「“堀江後”を意識しているのでは」と、冷ややかに話す社員も。
カリスマ経営者が不在となった影響が強まりつつある。
ライブドア本社では、広報担当者が「社内に混乱はない」と話した。
しかし、これまで堀江容疑者らの陰に隠れて目立たなかった幹部が、突然部下に
「これからもよろしく」とあいさつして回る姿も見られ、社員の間からは
「今後の主導権を握りたいのでは」と冷めた声があがった。
別の社員は、「捜索の後、逮捕が近いと薄々感じていた社員も多かった」と話した上で、
「若い社員ばかりなので、こうした事態にどう対処したらいいか、誰も分からない。
これからどうなるんだろうと、みんなで話している」と、不安をのぞかせた。
グループ企業は次々に、「我が社は事件とは無関係」との広報文をインターネットなどで公表し、
事件の“火の粉”を振り払おうと必死。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060124it05.htm