中国で19日夜から20日朝にかけて、河南省などを襲った豪雪が原因で列車のダイヤが
大幅に乱れ、北京西駅ではピーク時で3万人以上が駅構内にあふれた。帰省客の不満が
事件や事故につながることを警戒した公安当局や武装警察は、最高度の警戒態勢を敷いた。
中国各紙によると、鉄道省と北京市は最高度の警戒レベルにあたる「紅色警戒」を発令、
対策本部を設置した。春節(旧正月)の帰省ラッシュはすでに始まっているが、河南省や
同省を通って南部へ向かう列車約20両が最高8時間遅れ、駅の内外に帰省客があふれた。
対策本部は駅構内のすべての待合室を開放。臨時列車を出して対応し、早朝までに混乱は
ほぼ収束した。
http://www.asahi.com/international/update/0120/016.html