シャンプーで変形か 天敵避け植物プランクトン
イカダモという植物プランクトンは、天敵の動物プランクトン、
ミジンコに食べられないように、ミジンコが出す特定の物質を
キャッチすると形を変えることを大井高徳島大助教授(天然物化学)
と大学院生の安元剛さん(28)らが突き止め、茨城県つくば市で
14日開かれたワークショップで発表した。
この物質はシャンプーなどに成分として含まれる物質と構造が
似ており、大井助教授は「家庭排水がイカダモの生態に影響を
与えているかもしれない」と話している。
イカダモは世界各地の湖や沼に生息する単細胞の植物。ミジンコと
一緒に水槽に入れると、複数の個体が連なる筏(いかだ)のような
形になり、大きいためミジンコに食べられにくくなる。ミジンコが出す
何らかの物質に反応する結果とみられていたが、謎だった。
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