駐車場に行ってみないと満空状況がわからない……。そんな利用者の不満の声に応えるために、
東京都道路保全公社(小池正臣理事長)はウェブカメラを六本木オートバイ駐車場(東京都港区
六本木3-1)に設置、配信を開始した。「自動二輪車駐車対策モデル実験」として行う第二弾だ。
六本木二輪車駐車場は、2本の幹線道路が合流する三角地帯のデッドスペースに開設された。
そのため一方方向からしか入庫できず、現場に行くまで満空状況がわからないことに、利用者が
不満を募らせていた。
2台のカメラは駐車場を見下ろすように設置されている。屋根がないためバイクが入っていない
スペースがあれば、駐車場に空きがあることは一目瞭然でわかる。動画情報はパソコンだけで
なく、携帯からも見ることができるため、路上に設置された従来の満空情報と違って、だれでも
どこからでも情報を得られるのが特徴だ。1台ごとにセンサーを取付けるより経費も安い。
さらに駐車した後にも車両の状況がわかるため、利用者の安心にもつながる。利用者へのサー
ビスと防犯対策としてウェブカメラには思わぬ効果が期待されている。
利用提供は3月末日までの限定だが「利用が多く、ある程度評価が得られれば、その後も継続
していく予定」(公益事業課・小池洋司課長)という。
http://response.jp/issue/2006/0106/article77959_1.html