耐震偽装事件で、国土交通省の聴聞に対し、偽装マンションなどの設計を元請けした6事務所の1級建築士らが
「偽装には気付かなかった」とする一方、「結果として、強度不足の建物を建ててしまった責任は免れない」
などと述べていたことがわかった。
同省は今月半ばにも中央建築士審査会を開き、資格取り消しなどの処分を決める。
聴聞を受けたのは、姉歯秀次・元1級建築士(48)に構造設計を下請けに出していた「エスエスエー建築都市設
計事務所」「木村建設東京支店」「シノケン東京支店」「スペースワン1級建築士事務所」「下河辺建築設計事務所」
「平成設計」の1級建築士たち。
同省では今後、偽装物件に関与した他の元請け設計事務所の建築士についても順次、聴聞を実施し、処分を検討する。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060104i214.htm?from=main2