イラン高官「核燃料研究、英仏独との協議とは別の問題」

　イラン最高安全保障委員会のラリジャニ事務局長は、「核燃料技術に関する研究活動」の一方的な再開を表明
したことについて「（英仏独との）協議とは別の問題だ」と述べ、国際社会の反対にもかかわらず強行する考えを示
した。国営テレビが4日、報じた。

　報道によると、事務局長は「我々は核燃料サイクルにかかわる研究を数日内に再開する」と主張し、研究内容が
ウラン濃縮に関連する内容だと示唆した。さらに「研究はそれ自体に意味があるので核燃料の工業生産とは関係
がない」と指摘、研究を再開しても、イラン核開発を巡り月内に協議を予定する英仏独との約束には反しないとの
見方を示した。

　イラン政府は3日、国際原子力機関（ＩＡＥＡ）に数日内の研究再開を文書で通告したと表明。イランが、ＩＡＥＡの
要求に応じ2003年秋から停止している中部ナタンツのウラン濃縮施設などを再び利用する可能性も指摘されている。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060104AT2M0402904012006.html

戦争だー