米プロバスケットボールNBAが今季導入した選手に対する
ドレスコード(服装規定)について、関係者は低迷する視聴率や、
黒人選手と白人観客の服装に対する意識の違いなどの要因を挙げている。
選手の姿には、ファンやメディアの熱い視線が注がれる。
NBAは選手に、金の鎖や宝石類、ダボダボの袖無しシャツ、
屋内のサングラスを禁止し、ビジネスにも通用するカジュアルな服装にするよう通告した。
禁止された服装に「スローバック・ジャージー」がある。
メーカーのミッチェル・アンド・ネス社の広報担当によると、
もともとは中年以上のバスケットファンを対象に売り出した往年の名選手の復刻ユニホームだ。
00年ごろからこれをゆったりと、ダボダボに着ることが若者の間で大流行した。
ラップミュージシャンやバスケット選手が、こうしたヒップホップのファッションの推進役だった。
「(スローバック・ジャージーの着こなしで有名な)アレン・アイバーソンらが記者会見で
着られなくなるのは残念だけど、大きな影響はない」と広報担当は言う。
最近は、ダボダボの着こなしがヒップホップでも流行から外れる傾向にあるという。
http://www.asahi.com/sports/update/0101/116.html