ゾウの頭数調整で是非議論／南ア、激減後に増えすぎ

　南アフリカのクルーガー国立公園で、数が増えすぎたゾウの殺処分による頭数調整の是非が議論となっている。
自然保護団体などは「殺すのは残酷。避妊などで対処すべきだ」と反対するが、大量の草木を食べるゾウが生態系
のバランスに与える影響は大きく、公園関係者の間では「頭数調整はやむを得ない」との声も強い。

　国立公園では時折「バリバリバリ」と大きな音が響く。体長３メートル近い雄ゾウが、木をなぎ倒し、葉や枝を食べている。
南半球は夏。植物が生い茂る中に、所々、草木のない場所があった。男性ガイドは「ゾウが食べたんだ」と説明した。

　体重６トンのゾウは１日に３００キロ前後の大量の草木を食べるとされる。国立公園には約１万２０００頭が生息するが、
生態系バランスの維持には、８０００頭が限界という。（クルーガー国立公園、共同）

ソース：http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.NewsPack.npnews?newsid=2005122801002094&genre=science/environment

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