マンションなどの耐震強度偽装問題が次々と発覚するなか、建築現場で働く職人の間から
「まだまだ明らかになっているのは、氷山の一角」と指摘する声が数多く上がっている。問題
発覚後、弁護士や建築士らが行った「告発110番」でも多くの内部情報が寄せられるなど、
どうやら“姉歯”だけではない危険な現実を、現場の職人は見ていたようだ。
「この仕事を40年以上続けてきた。建築士じゃなくても現場の人間が見れば、(構造の弱さも)
一発でわかる。強度が偽装された設計なんて、あの人(姉歯秀次元建築士)だけじゃないこと
は明らかだよ」
高層ビルやテナントビルなどの内外装を手がけている職人(56)は、これまで隠され続けてきた
“現実”を告発する。
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_12/t2005121702.html