【牛肉の】「カンガルー肉」の愛称を決定 【救世主か?】
オーストラリアのカンガルー産業協会とフード・コンパニオン・インターナショナル誌が
募集していた「カンガルー肉」の愛称が19日、「australus」に決まった。
オーストラリアの各メディアが20日に伝えた。
カンガルー肉の名称については、「カンガルー」という言葉を聞くと、そのかわいらしい姿を
想像して、料理する場合でも食べる場合でもためらう人が多いことから、素材の「肉」としての
愛称を決めることになり、今年11月から募集していた。
フード・コンパニオン・インターナショナル誌のメル・ネイサン編集長は
シドニー・モーニング・ヘラルド紙に対し、「australus」という名称には威厳があり、
カンガルーの肉産業にとっての突破口になるだろう、と述べた。
愛称の募集には、世界41カ国から2700人以上が応募。有袋類(marsupinal)から取った
「marsu」や、カンガルーと組み合わせた「maroo」、オーストラリア先住民アボリジニーの
言葉を使った「marla」「wallagang」、カンガルー(kangaroo)をもじった
「agaroo」「kangarly」など、数多くの候補が寄せられていた。
ロイター通信によると、オーストラリアに生息するカンガルーの数は少なく見積もっても
5700万頭を超えており、カンガルー産業協会の統計では、年間の狩猟数は全個体数の
約10─15%、市場規模は2億オーストラリア・ドル(約175億3000万円)に達している。
しかし、狩猟されたカンガルー肉の多くは、ペットフードに加工されており、食用にはほとんど利用されていない。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200512200021.html