小2連れ去り未遂、集団下校解散後
七日午前九時ごろ、丹波市市島町の市立小学校から「下校中の二年生男児が不審な男に
殴られた」と丹波署に通報があった。男は男児の肩を抱え込んだ後、腹を殴ったといい、
丹波署は暴行事件として捜査。男児にけがはなかった。
調べでは、事件があったのは六日午後三時二十分ごろ。同市市島町の市道で、男児(7つ)が
友人二人と下校中、路上に停車中の乗用車から降りてきた男に「ちょっときてくれ」と声を
掛けられた。男児が近づくと、男は突然、男児の腕をつかんで肩を抱え込み、腹を殴った。
男児が男の右手の指をかんだため、男は手を離し、車に戻って走り去ったという。男は四十歳
ぐらいで身長一六〇―一七〇センチぐらい。灰色のセダンタイプの乗用車に乗っていたという。
男児の通う小学校では集団下校を実施していたが、事件発生は解散した後だったといい、
同校では「児童が巻き込まれる事件が多発し、危機感を強めていた。子どもを守るため、
これまで以上に地域に協力を呼びかけていきたい」としている。
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00045066sg200601081000.shtml