中学生が生後間もない赤ちゃんとふれあう授業が7日、京都府宇治市の東宇治中学校で行われた。
生徒たちは泣きわめく赤ちゃんを抱き上げたり、ほ乳瓶をふくませて、幼い命を実感した。
ふれあい交流は同中学校と市社協が昨年から実施している。命の尊さや自分が親に育ててもらった
ことを知る狙いで、公募で集まった母子19組と3年1組の37人が参加した。
生徒たちは、母親に「育児でしんどいことは」「名前はどうやって付けたのか」などと質問。赤ちゃんに
「高い高い」をしたり、玩具であやした。授業後に赤ちゃんを控え室まで連れて行く男子生徒もいた。
井原恵太君(15)は「赤ちゃんと接して、クラスのみんなが普段とは違ったいい顔をしていた」と話した。
同中学校の卒業生で、双子の男児を連れて来た同市五ケ庄の梶田美佳さん(34)は「参加してよかった。
こんな授業があるのはいいこと」と評価していた。
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